米や小麦粉、イモ類や果物などに含まれる糖質が肥満の原因の一つであり、糖尿病を引き起こす要因にもなっているとして、注目されている。北里研究所病院(東京都)糖尿病センターの山田悟センター長が代表理事を務める一般社団法人「食・楽・健康協会」では、ダイエットや糖尿病予防などを目的に、無理なく糖質を制限する食事法「低糖質食」を普及させようとイベントを開催している(関連記事1、関連記事2)。1月22日には、菓子職人を対象としたセミナーが開かれ、著名なパン職人(ブーランジェ)やパティシエによる低糖質パンや低糖質ケーキが振る舞われた。その美味しさに参加者は一様に驚いていた一方、低糖質のパンやケーキを食べた人たちの一部では血糖値が食前に比べて下がっており、糖質制限の意義が実感できたようだ。