糖尿病治療のおはなし〜はじめに〜

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 糖尿病の患者さんはいま、世界中で増加しています。日本でも男性の6人に1人、女性の11人に1人が「糖尿病と言われたことがある」と推計されるほど"一般的な病気"ですが、このうちきちんと治療を受けている人はたったの6割前後※。30~40歳代など若い世代ほど、一度も治療を受けていない人や、治療を中断している人が多くなっているのです。しかし、治療開始が早ければ早いほど効果があり、将来の合併症を予防でき、薬の数が少なく済み、お財布にも優しいのが糖尿病という病気です。かつては「糖尿病の治療は一生続く」と考えられていましたが、最近は発症早期の集中的な治療によって、糖尿病になる前の状態に戻すこともできるようになりました。それが、「適切なタイミングでのインスリン治療の開始」です。ここではその詳細をご紹介します。

※ 厚生労働省平成22年国民健康・栄養調査結果の概要、「糖尿病といわれたことがある者の割合」「糖尿病があるといわれたことがある者における、治療の状況」の推計。いずれも30歳以上のデータ

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