ストレスが多いと心だけでなく、胃や腸などさまざまな内臓にも悪い影響を与えるが、顎の関節にまで及ぶのはご存じだろうか。職場や家庭でストレスを感じやすい人、神経質な性格の人は、歯の食い縛りや歯ぎしりを繰り返し、それが原因で顎(がく)関節症になりやすいという。慶応義塾大学病院(東京都)歯科・口腔(こうくう)外科の和嶋浩一専任講師は「かみしめを和らげるためのセルフケアが大切です」とアドバイスする。