日本整形外科学会は5月27日、運動器(運動に関わる骨、筋肉、関節など)の障害で要介護・寝たきりになる可能性が高い状態を指す「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群、以下ロコモ)のリスクを、手軽に判定する「ロコモ度テスト」を発表した。「立つ」「座る」という移動に必要な動作に加え、25項目にわたって体の状態などを確認することで将来的なリスクを見えるようにし、国民に運動習慣の重要性を認識させる狙いがある。記者会見に臨んだ関係者は「ロコモ度テストを通じ、運動で健康寿命を守ることの大切さを知ってほしい」と呼び掛けている。