少年野球は人気スポーツの一つだが、成長期の体に大きな負担をかけることがある。特に頻度が高いのが肘の障害だ。将来に後遺症残さないためには、その早期発見・早期治療が大切となる。京都府立医科大学大学院医学研究科の琴浦義浩氏(機能制御・再生医学)は、東京都内で開かれた日本肘関節学会で、少年野球選手の肘の障害について講演。肘の障害の一つである上腕骨内側上顆(じょうか)障害、いわゆる"野球肘"をいち早く発見するには、選手自身のセルフチェックが有用である可能性について言及した。