厚生労働省の研究班と日本睡眠学会は6月13日、睡眠薬の適正な使用に向けたガイドライン(指針)を発行した。国内では大人の約10%が不眠といわれる中、睡眠薬処方の用量や複数の薬を使うケースなどが増える傾向にある。こうした背景からまとめられたガイドラインは、最新の研究結果を基に、安全で効果的な治療指針を明示。治療の「出口」である、減薬(薬の量を減らすこと)や休薬(薬の服用を中断すること)の適切な方法も記されている。