インフルエンザや風邪などの予防によいといわれている緑茶でのうがいだが、水道水でのうがいと比べて効果が変わらないとする研究結果が、5月16日発行の米科学誌「PLoS One」(2014; 9: e96373)に発表された。報告した静岡県立大学薬学部の山田浩教授らは、高校生800人で検討した結果、"緑茶うがい"の方がインフルエンザを予防する傾向がみられたものの、統計学的に意味のある差ではなかったという。山田教授らは、2011年にも緑茶とインフルエンザに関する研究を発表している(関連記事:1日1~5杯の緑茶で小学生のインフルエンザが40~50%減)。 最新のインフルエンザ発生報告数と年間推移を見る