女性の14人に1人がかかるといわれている乳がん。かかりやすくなる要因(危険因子)として、妊娠・出産の経験がない、授乳歴がない、高齢出産(初産)、初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、飲酒などが挙げられるが、ここにホクロの数が加わるかもしれない。6月10日発行の米医学誌「PLoS Medicine」(電子版)には、米国とフランスからホクロ(色素性母斑)の数と乳がんの関係を示す2つの研究結果が報告された。米国の研究では、ホクロの数が15個以上の女性は、ホクロがない女性に比べて乳がんになる危険性が最大1.35倍高かったという。