水道水のリチウム濃度が自殺率に関係―大分大

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 電池の原料として有名な金属リチウムは、そう病や双極性障害(そううつ病)の治療薬にも使われているほか、自然界にも存在しており、水道水にも微量に含まれるという。米テキサス州の水道水のリチウム濃度が高い地域では、低い地域に比べて精神科病院への入院率や自殺率が低いことなどが報告されている。大分大学医学部の石井啓義医師(精神神経医学)は、同県内などで行った調査でも水道水のリチウム濃度が高いと自殺率が下がることが分かったと、第10回日本うつ病学会総会(7月19~20日、北九州市)で発表した。現在、対象地域を日本全国の全市町村に広げ、さらなる検討を行っているという。

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