子宮頸(けい)がんを引き起こすとされるヒトパピローマウイルス(HPV)。その中でも特に危険度の高い16型に口の中で感染する危険性が、喫煙量が増えるごとに高まるという研究結果が発表された。米ジョンズホプキンス大学医学部のCarole Fakhry氏らが、10月8日発行の米医学誌「JAMA」(2014; 312: 1465-1467)に報告したもので、リスク上昇は副流煙を吸い込んでいる人や無煙たばこ(かぎたばこ、かみたばこなど)を利用している人でも見られたという。なお、口の中で16型のHPVに感染すると、喉のがん(中咽頭扁平=へんぺい=上皮がん)になる確率が高まるとされている。