「カンガルーケア」による重度障害、病院側の責任認めず

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 出産直後に母親が新生児を一定時間抱く「早期母子接触」(旧称カンガルーケア)が原因で子供が重度の障害を負ったとして,大阪府内の女児(2歳)と両親が病院を経営する医療法人に約2億6,638万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は9月11日,原告側の請求を棄却する判決を言い渡した。黒野功久裁判長 (杉浦徳宏裁判長代読)は,脳障害の発生と早期母子接触の関連を否定。子供が母親の乳房で窒息した可能性は認めつつも,病院にその防止義務があったとはいえないとした。原告側は控訴する方針。

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