不登校の小中学生は約12万人、自殺者は年間約3万人に上るが、この中に感染症のQ(キュー)熱が原因のケースが含まれているかもしれない。日本大学医学部(東京都板橋区)の荒島康友氏(臨床検査医学)によると、微熱やだるさが続くが検査では異常が見つからず、周囲から仮病と疑われ、うつ病や睡眠障害などを併発、学校や職場ができなくなったり、自殺したりするケースもあるという。感染原因の一つとして挙げられているのが、ペットや動物を溺愛することだ。この内容は、2月14日に東京都内で開かれた「人獣共通感染症(Zoonosis)シンポジウム」でも発表された。