子宮頸がん予防のためワクチン問題の早期解決を...専門家が提言

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 子宮頸(けい)がんワクチン(ヒトパピローマウイルス=HPV=ワクチン)は、接種後に全身の痛みが出るなどの報告が相次いだことから、国の積極的な接種の呼びかけが中止されている。再開に関しては賛否両論の中で混乱も生じているが、こうした状況について、子宮頸がんワクチン推奨の立場を取る自治医科大学附属さいたま医療センター(さいたま市)産婦人科の今野良教授に聞いた。今野教授は「厚生労働省の見解では機能性身体症状(検査で原因が特定できない体の症状)と判断されているにもかかわらず、因果関係の科学的な根拠がない症例がワクチン接種による副反応(副作用)とされていることが問題」と指摘した上で、接種を受ける女児を全体的に支援する医療体制が必要と訴えている。

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