"バイアグラで皮膚がん"は本当か―専門家が検証

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 昨年、「バイアグラ」(一般名・シルデナフィル)を服用した男性で、皮膚がんの一種であるメラノーマになる危険性が服用していない人の2倍高かったことが、米内科専門医学誌「JAMA Internal Medicine」(2014; 174: 964-970)に報告された。これを受け、米ニューヨーク大学医学大学院のステーシー・ローブ准教授ら国際共同研究グループは、スウェーデンの男性2万人以上を対象に検証。その結果、バイアグラを含むPDE阻害薬の服用でメラノーマになる危険性は1.2倍と、昨年の報告よりも軽度ながら関連が認められたことを、姉妹誌の「JAMA」(2015; 313: 2449-2455)に報告した。ただし、ローブ准教授らは、バイアグラをメラノーマの原因として捉えることには大きな疑問が残るとしている。その理由とは...?

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