漢方で日本を建て直す! 中国産生薬の懸念を拭う方法とは?

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 西洋薬のような切れ味の鋭い効き目は期待できないものの、体全体の調子を整えることで緩やかに病気を治していく漢方薬。現在も多くの人が利用しているが、その原料となる生薬は87%が中国からの輸入に頼っているのをご存じだろうか。中国産の生薬は国際環境NGOグリーンピースなどから有害性が指摘されており、欧州では輸入禁止にしている。こうした状況に対し、われわれはどんなことができるのか―。慶応義塾大学環境情報学部の渡辺賢治教授(医学部兼担教授)は8月19日、自身が代表理事を務める「漢方産業化推進研究会」が都内で開催したセミナーで、こうした中国産生薬を懸念を拭う方法として、漢方の自給率アップを提案。超高齢社会や荒れた国土など、日本を取り巻く問題点も解決できる可能性があることから、「漢方で日本の六次産業化(経営の多角化を実現し、この国を建て直す」と述べた。

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