1日のテレビ視聴時間が5時間以上の人では、肺塞栓(そくせん)症、いわゆるエコノミークラス症候群によって死亡する危険性が6.5倍に高まることが、全国の中高年8万人を対象に行った調査(JACC study)で分かった。8月29日~9月2日に英ロンドンで開かれた欧州心臓病学会の会合で報告した大阪大学公衆衛生学の白川透氏は、長時間フライトと同じく、テレビを長時間視聴する場合は休憩時間を挟む,立ち上がる,水分を摂取するなどの予防策を取るよう勧めている。