1981年に初めて報告されて以来、これまでに世界で3,000万人以上の命を奪ったとされるエイズ。しかし、状況は改善に向かいつつあるようだ。12月1日の「世界エイズデー」に関連して発表された国連の専門機関「国連合同エイズ計画(UNAIDS)」の報告書によると、2014年にエイズ関連で死亡した人は120万人で、ピークの2003~06年(年間200万人)と比べて42%減ったことが分かった。また、新たにHIV(エイズウイルス)に感染した人も、最も多かった2000年から35%減ったという。ただし、日本国内では新たなHIV感染者数は過去3位となる1,091人で、20歳代に限定すると過去最高を記録している。