子供による薬の誤飲事故が後を絶たない。昨年12月の消費者安全調査委員会による報告によると、5歳以下の子供による薬の誤飲事故は年間8,433件に上る。特に生後6カ月から2歳児で多発し、薬の種類によっては重い中毒症状をもたらすことも。こうした事態を重く見た厚生労働省は2月9日、定期的に公開している『医薬品・医療機器等安全性情報』で、子供による薬の誤飲事故防止対策をあらためて紹介した。主に医療関係者に向けた情報だが、幼い子供を持つ親も知っておきたい内容と言える。その一部を紹介する。