あのJリーガーもかかった肺塞栓後症候群とは?

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 熊本地震の被災者で死亡例が出るなどの問題から、広く知られるようになった急性の肺塞栓症、いわゆるエコノミークラス症候群。この病気が恐ろしいのは、何も診断直後だけではない。実は治療を受けても原因となる血の塊(血栓)が残り、時間がたってから重症化することもあるという。そこで、最近、専門家の間でこのような状態を「肺塞栓症候群」と見なし、適切に対処しようとする動きがある。4月21日に開かれた日本循環器学会主催のプレスセミナーでは、同症候群にかかりながらもJリーガーとなり、ヴァンフォーレ甲府で活躍している畑尾大翔選手が登壇。自らの経験を振り返り、異変を感じたら受診することの大切さを訴えた。また、同セミナーでは岡山医療センター臨床研究部の松原広己部長が、まだ十分知られていない肺塞栓後症候群について説明した。

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