国立がん研究センターなどの研究チームは5月23日、性別や年齢、血圧や脂質、血糖などの検査値を基に、今後10年間に心筋梗塞や脳卒中を発症する確率を予測する計算モデルを開発したと発表した。同チームの公式サイトでは、健診の検査値などを入力すれば、自分がこれらの病気を発症する確率を簡単にチェックできる。計算モデルの開発方法や、予測精度を検証した結果などが4月15日発行の「Circulation Journal」(電子版)に掲載されている。同チームは「自分の心臓病や脳卒中の発症リスクを知った上で、喫煙している人は禁煙するなど行動の変化を促すきっかけとして役立ててほしい」としている。