毎日緑茶飲む人は認知症になりにくい?

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 この数年、緑茶にさまざまな健康効果があることが次々と明らかになってきている。例えば、インフルエンザにかかりにくくなったり(関連記事=1日1~5杯の緑茶で小学生のインフルエンザが40~50%減)、要介護になる割合が低くなったり(関連記事=緑茶をたくさん飲むほど高齢者の要介護リスクが低下)、抑うつ症状のリスクが減ったり(関連記事=うつ病予防の鍵は「食」にあり、「健康日本食」の効果とは)といった効果が報告されている。これらに加え、緑茶が認知症予防にも良い可能性が、金沢大学大学院脳老化・神経病態学神経内科学の山田正仁教授らが実施した調査で示された。石川県七尾市の60歳以上の男女を対象としたこの調査では、緑茶を全く飲まない人に比べ、毎日の飲む習慣のある人では認知症あるいは軽度の認知障害にかかるリスクが約7割も低いことが分かったという。同教授が6月8~10日に金沢市で開催された日本老年医学会の会合で報告した。

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