脳卒中の9割は予防可能

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 日本人の死因の第4位であり、死に至らなかったとしても重い後遺症が残ることがある脳卒中。何の前触れもなく突然、発症するイメージがあるが、高血圧や食生活の乱れ、運動不足などが続くと血管が少しずつ傷み、破れたり詰まったりして発症する。このことから、脳卒中の予防にはこれらの脳卒中を起こしやすくする状態(危険因子)を早めに改善しておくことが大切だとされている。脳卒中の危険因子について以前から研究を進めていたカナダ・マクマスター大学ポピュレーションヘルス研究所のマーティン・オドンネル氏らは、世界32カ国の脳卒中患者を含む約2万7,000人を対象に調査を実施。「世界の脳卒中の約9割は、高血圧など適切に管理すれば改善できる危険因子が原因で発症していた」とする結果を7月15日発行の英医学誌「ランセット」(電子版)に発表した。

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