名古屋工業大学、東北大学サイバーサイエンスセンター、日本気象協会の共同研究グループは7月25日、熱中症リスクを計算する技術に気象予報データなどを組み込み、「アスファルトの歩道」「運動場」といった現実的な環境で熱中症になる危険性がどの程度かを見積もることができるシステムを開発したと発表した。このシステムを応用して真夏にアスファルトの歩道を1時間歩いた場合の熱中症リスクを見積もったところ、22歳の大人に比べ3歳児の子供は体温の上昇が2倍となり、発汗量も多く、初期の脱水症状になるリスクがあることが分かったという。