テレビの見過ぎでエコノミークラス症候群に

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 国内の男女約8万6,000人の調査から、1日にテレビを見る時間が5時間以上の人は、2.5時間未満の人に比べてエコノミークラス症候群(肺塞栓症)で死亡するリスクが2.5倍に上ることが分かった。大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学の磯博康教授らが7月26日発行の米医学誌「Circulation」(電子版)に発表した。エコノミークラス症候群は長時間、同じ姿勢をとり続けることで血の流れが悪くなり、足の血管にできた血の塊(血栓)が肺に運ばれて肺の血管を詰まらせてしまう病気だ。飛行機や自動車などの狭い空間に座り続けることで起こりやすくなることは知られているが、自宅でテレビを見続けるだけでもリスクが高まることが、今回の調査で初めて明らかにされたという。

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