日本人で受動喫煙のある人は、無い人に比べて肺がんになるリスクが約1.3倍高くなることが、信頼度の高い解析手法によって示され、受動喫煙による肺がんリスクは確実なものとなった。これは、国立がん研究センターが、非喫煙者の受動喫煙と肺がんに関連する複数の国内論文を統合し、解析して導き出したもの。この研究結果を踏まえ、同センターは、受動喫煙による日本人の肺がんのリスク評価を、これまでの「ほぼ確実」から「確実」に引き上げた。詳細は、「Japanese Journal of Oncology」(電子版)に掲載されている。