年末年始の暴飲暴食がたたり、怖くて体重計に乗れない・・・なんていう人も、この時期多いのではないだろうか。今年の目標にダイエットを掲げ、「○キロ減」と心に誓っている人もいるかもしれない。ダイエットを始める前に、食欲と寝不足、脳の働きとの関係について、ちょっと心に留めておきたいことがある。このほど、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構のミハエル・ラザルス准教授らの研究グループが、浅い眠りの「レム睡眠」の量を減らすと、ショ糖(砂糖)や脂質などの太りやすい食べ物を食べ過ぎてしまうという原因の一端を、マウスを使った研究で明らかにした。本研究の詳細は、12月6日発行の医学誌「eLife」(電子版)に掲載されている。