© Adobe Stock ※画像はイメージです 職場で行われる「ストレスチェック」のデータを分析した結果、従業員の睡眠改善により心身の不調を予防でき、生産性や働き方、職場の人間関係に好影響をもたらすことが分かったと、企業に産業医紹介などを行うドクタートラスト(東京都渋谷区)が発表した。 従業員が50人以上いる事業所には年1回のストレスチェック実施が義務付けられている。今回は、同社が企業から受託し実施するストレスチェックを2021年度に受検した約32万5000人のデータを基に、睡眠が不十分なことが職場環境に及ぼす影響を分析した。 それによると「気分が晴れない」と答えた割合は、よく眠れる人が約1割なのに対してよく眠れない人では7割近くを占めた。「物事に集中できない」との回答割合は、よく眠れる人は約6%だった一方、よく眠れない人では約46%に上った。 さらに、よく眠れる人では約8割が「仕事に満足だ」と答えていたが、よく眠れない人では4割に満たなかった。 (メディカルトリビューン=時事)