© Adobe Stock ※画像はイメージです やるべきことを先延ばしにする傾向がある人は、精神的健康状態の悪化や不健康な生活習慣などのリスクが高かったと、スウェーデンの研究グループが発表した。 研究グループは2019年8月~21年12月に同国内の8大学の学生を対象に行われた研究の参加者3525人に、自身の先延ばし傾向を自己申告してもらい、その程度をスコア化。9カ月後の追跡調査で、健康状態に関する16の項目との関連を分析した。 その結果、先延ばしスコアが上昇するごとに9カ月後の抑うつや不安、ストレスの程度が増大し、精神的健康状態が悪化していた。また、日常生活の支障となる腕や手の痛み、睡眠の質の低下、運動不足など不健康な生活習慣行動、孤独感の増加が見られ、経済的困難に直面する人も多かった。 研究グループは「大学生では先延ばし行動は珍しくないため、学生の健康状態を把握する上で重要な研究結果が得られた」としている。 (メディカルトリビューン=時事)