柔道選手の睡眠の質とメンタルヘルス

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© Adobe Stock ※画像はイメージです

 トップ柔道選手の4割は睡眠の質が不良であり、その要因は精神的、心理的な健康状態であるメンタルヘルスにあることが分かったと、筑波大の研究グループが発表した。

 研究グループは2017年12月~18年1月に、日本代表の強化合宿に参加した柔道選手86人のデータを分析。質問票を使って主観的に見た睡眠の質を分析し、併せて生活習慣(就寝・起床時刻、飲酒、食事など)、競技歴、競技レベル、週当たりの練習時間と練習頻度、メンタルヘルスなどの要因との関係を調査した。

 その結果、選手の40.7%は主観的な睡眠の質が不良状態にあり、これまでに報告された他の競技の選手と比べ、同等または悪い傾向にあった。

 また、関連を調べた要因のうち、メンタルヘルスのみが選手の睡眠の質に関連していたことから、研究グループは「競技力の向上にはメンタルヘルスを良好に保つことがカギとなる」としている。

(メディカルトリビューン=時事)

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