体の運動機能を自己評価するテストを行ったところ、50歳手前で大幅に低下することが分かったと、東京科学大などの研究グループが発表した。 研究グループは2019年10月~22年3月に、723人(女性523人、年齢中央値23.0歳)を対象に、合計11項目の運動機能チェックリストを用いて、体の各部位の機能を自己評価してもらった。上半身(首・肩甲骨・上肢)と体幹、下肢の各部位のスコアや総スコアを算出。その上で、各スコアと年齢の関連、運動機能が低下する年齢について検討した。 分析の結果、年齢と総スコアおよび各部位のスコアの間には、加齢に伴いスコアが低下する関連性が見られた。また、総スコアは49.1歳を境に急激に低下していた。 性別で見ると、女性の上半身スコアが男性よりも加齢とともに大幅に低下することが分かった。(メディカルトリビューン=時事)