新型コロナウイルスに感染した人は、自己免疫疾患を発症する長期的なリスクが高まる可能性があることが分かったと、韓国の研究グループが発表した。 研究グループは、2020年10月~22年12月までに新型コロナと診断された314万5388人と、診断されていない376万7039人の計691万2427人(平均年齢53.39歳、男性53.6%)を6カ月以上追跡したデータを分析。感染後の自己免疫疾患および自己炎症性疾患の長期リスクを調べた。 その結果、新型コロナに感染した人はそうでない人と比べ、円形脱毛症、クローン病、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、水疱(すいほう)性類天疱瘡(てんぽうそう)などのリスクが9~62%高いことが分かった。 また、集中治療室への入院が必要な重度の感染者やワクチン未接種者などはリスクが高かった。(メディカルトリビューン=時事)