よくかめない男児は肥満に注意

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 「早食い」や「口いっぱいに頬張って食べる」などの癖があり、食べ物をかむ力が弱い子どもは肥満になりやすいと、大阪大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、大阪市在住の小学4年生1403人を対象に、食べ方とかむ力を調査し、肥満との関連を分析した。

 その結果、「早食い」「かむ力が弱い」ことと肥満には顕著な関連が認められた。特にその傾向は男児で強く、「口いっぱいに頬張って食べる」ことも肥満と関連していた。

 さらに、「早食い」と「かむ力が弱い」が組み合わさると、肥満との関連がより強まった。研究グループは「学童期の子どもの肥満を予防するには、『どのように食べるか』と『どの程度しっかりかめるか』の両面に注意する必要がある」と指摘している。(メディカルトリビューン=時事)

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