親は乳児の食物アレルギーに敏感?

診断に基づかない食物除去が増加傾向-相模原病院調査

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 国立病院機構相模原病院と神奈川県相模原市により、2002年に同市で出生した児を対象に、7歳時までアレルギー疾患の有症率調査が実施され、乳幼児期の食物アレルギー有症率は5~10%であった。そこで、同院臨床研究センターの杉崎千鶴子氏らは、12年ぶりとなる2014年に同調査を実施。出生後4カ月時、8カ月時、1歳時の有症率と2002年度の調査結果を比較し、「診断に関係なく保護者が食物除去する傾向にあること、保護者による食物除去の比率と、実際の医師による診断率との間に乖離が認められた」と、第53回日本小児アレルギー学会(10月8~9日)で報告した。

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