近年、三次元コンピュータグラフィックス(3DCG)のデータを基に立体物を造形できる3Dプリンターは、さまざまな製品の試作品や模型などの製作をはじめ、幅広い用途で活用されている。国立病院機構渋川医療センター(群馬県)小児科医長の石北直之氏は、この3Dプリンターで作製できる人工呼吸器(写真)を発明し、メーカーとの協同研究により完成させた。米航空宇宙局(NASA) Ames Research CenterのMade In Space社によると、この人工呼吸器を電子メールで国際宇宙ステーション(ISS)へ転送する、世界初の実験が米カリフォルニア州で現地時間1月13日に行われ、成功したという。