米の入院患者アウトカム、外国人医師に軍配
入院30日の死亡率、米国人医師との間に有意差
2017年02月10日 07:10
3名の医師が参考になったと回答
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65歳以上のメディケア受給者約120万例の入院データを用いた観察研究から、米国内の医学部を卒業した内科医による治療を受けた患者に比べ、米国外の医学部出身の外国人医師による治療を受けた患者では死亡率が低いことが明らかになった。米・Harvard T.H. Chan School of Public Healthの津川友介氏らがBMJ(2017; 356: j273)で報告した。この結果を踏まえ、同氏は自身のブログで「トランプ大統領の入国禁止令は、僻地医療を崩壊させるリスクがあるだけでなく、質の高い診療を行っている外国人医師を追い出すことになりかねない」と警鐘を鳴らしている(津川氏による解説記事はこちら)。