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糖尿病患者の疲労感に「前日の血糖値」が関与

2017年06月15日 16:15

 疲労感は2型糖尿病患者の多くが訴える症状であり、特に起床時から日中の疲労感は患者の活動意欲を削ぎ、血糖管理の成否にも悪影響を及ぼす。疲労の原因については急性あるいは慢性的な高血糖との関連が推測されているものの、その因果関係を明確に示したエビデンスは得られていない。米・University of Illinois at ChicagoのCynthia Fritschi氏らは、血糖値と睡眠、疲労の「時間的な関連性」に着目し、これらの関連を検討した結果、日中の疲労感には睡眠の質の低下に加えて前夜の高血糖や血糖日内変動幅が関与している可能性が示されたと第77回米国糖尿病学会(ADA2017、6月9〜13日、サンディエゴ)で報告した。

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