第三世代のEGFR-TKIを用いた肺がん治療戦略

オシメルチニブの治療シークエンスには改善の余地

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 上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性の非小細胞肺がん(NSCLC)に対し、第三世代のEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)であるオシメルチニブ以外のEGFR-TKIを一次治療で使用した場合、オシメルチニブによる一次治療と同等の無増悪生存期間(PFS、PFS2)を得るためには、二次治療で患者の60%にオシメルチニブを投与するか、一次治療でPFSを14カ月以上得る必要があり、検討の余地がある可能性が示された。静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科医長の釼持広知氏がシミレーションを用いた治療シークエンスの検討について、第16回日本臨床腫瘍学会(7月19~21日)で発表した。

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