世界初、超高感度血液検査で食道がん再発を早期に検出

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 岩手医科大学外科学講座准教授の岩谷岳氏らのグループは、血液中を流れる患者特有のがん由来DNAの超高感度検査の研究を行い、食道がん患者診療における実用性を明らかにした。

 同研究は、食道がんを対象に、低コストかつ短い検査時間で解析が可能なデジタルPCRを用いた超高感度ctDNA検査の実用性を世界で初めて示したもの。個々の患者のがんに生じている遺伝子変異が患者特有の腫瘍マーカーとなりうるため、本手法は食道がん以外の多くのがんにも応用可能であり、がん診療における腫瘍マーカー検査を大きく改善する可能性があるという。この成果は米国消化器病学会雑誌「Gastroenterology」の2020年10月1日オンライン版に公開された。

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