新規糖尿病薬tizepatide、第Ⅲ相試験で優れた効果

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 日本イーライリリーは、新規糖尿病治療薬tizepatideの第Ⅲ相試験SURPASS-2の結果を発表した。

 tirzepatideはGIP、GLP-1の両インクレチンに作用する週1回投与のGIP/GLP-1デュアル受容体作動薬。同試験では、成人2型糖尿病患者を対象に、セマグルチド注射薬(1mg)を対照薬として40週にわたる介入が行われ、以下の結果が得られた。tirzepatideは3通りの用量が設定された。

・tirzepatide最高用量(15mg):HbA1cが2.46%低下、体重が12.4kg(13.1%)低下、HbA1cが5.7%未満に達した割合は50.9%(セマグルチドに対し全ての項目で有意差あり)

・tirzepatide最低用量(5mg):順に2.09%低下、7.8kg(8.5%)低下、29.3%(セマグルチドに対し前2つの項目で有意差あり)

・セマグルチド群:順に1.86%低下、6.2kg(6.7%)低下、19.7%

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