抗PD-1抗体の売上、ペムブロがニボを上回る可能性 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 抗PD-1抗体であるニボルマブ(商品名オプジーボ)とペムブロリズマブ(商品名キイトルーダ)はがん免疫療法のパラダイムシフトとなった代表的な免疫チェックポイント阻害薬(ICI)だが、その売上はペムブロリズマブの方が大きいことが示唆された。立命館大学テクノロジー・マネジメント研究科の児玉耕太准教授らがJ Pers Med(2021; 11: 460)で報告した。 現在創薬の中心は生物学性製剤の割合が増加し、特に近年の創薬の技術は細胞治療、遺伝子治療など多種多様に展開している。これを受け、製薬企業では自社が保有しない技術や経験を取り入れるため社外組織とのコラボレーションが重要視され、活発化している。 同氏らは1999〜2018年に米食品医薬品局(FDA)から新規承認されたがん領域の低分子化合物と生物学的製剤を対象に、全世界の戦略的取引(提携、買収、投資)について調査し、抗がん薬開発に特徴的な外部取引について作用機序別に比較検討。ICIは他の抗がん薬と比べて組織間取引が有意に活発で、その多くは併用療法開発のための提携であること、ニボルマブとペムブロリズマブは世界的な売上の飛躍や継続的な適応拡大が認められ、特にペムブロリズマブは積極的な外部連携の結果によりその売上はニボルマブを上回ることなどが示唆された。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×