シスメックス、キアゲンと超高感度リキッドバイオプシーNGSでがん領域コンパニオン診断薬の戦略的提携

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 シスメックスは7月1日、ドイツ・キアゲン社と、がん領域コンパニオン診断薬の共同開発・グローバル事業に関する戦略的な業務提携に合意したと発表した。これにより、シスメックスは次世代シーケンサー(NGS)を用いた超高感度リキッドバイオプシーであるPlasma-Safe-SeqS技術について、キアゲンの有するコンパニオン診断薬開発経験を活用することによりグローバルに製薬企業との連携を強化し、コンパニオン診断薬の早期開発および臨床実装に向けて取り組むという。

 がん治療では、治療薬に適した患者を特定するためのコンパニオン診断薬が必要とされる。また近年、患者にとって身体的負担の少ない血液検査(リキッドバイオプシー検査)を用いたコンパニオン診断薬が注目を集めている。シスメックスでは、高感度デジタル PCR 技術を用いた「OncoBEAMTM RAS CRC キット」を大腸がん治療薬に対するリキッドバイオプシーコンパニオン診断薬として、薬事承認および保険適用を受けて国内市場に提供しているが、今回の合意により、がんの分子標的治療薬を開発している多くの製薬企業との共同化を進め、超高感度リキッドバイオプシーコンパニオン診断薬の早期臨床実用化を目指す。

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