米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、心臓の筋肉に炎症が起きる「心筋炎」などが接種後まれに発生する可能性があるとして、厚生労働省が10~20代男性には米ファイザー製ワクチンを推奨する方向で検討に入ったことが14日、分かった。 接種と心筋炎の因果関係は分かっていないが、欧州では若年男性への接種を控える動きが出ている。厚労省は15日の専門部会で議論する。 厚労省のまとめによると、9月12日までに国内ではモデルナ製を接種した10代男性で100万人当たり21.60件、20代では17.06件の頻度で心筋炎などが報告されている。ファイザー製でも同様の症状が報告されているが、10代男性で1.87件、20代で13.08件と少ない。 (2021年10月14日 時事メディカル)