日本では、60歳以上の約8割がなんらかの下部尿路症状(LUTS)を有していると推定される。しかし、LUTSを主訴とした受診率は2割に満たないとされ、専門医を受診する患者は極めて少ないと考えられる。そのため、かかりつけの一般内科医による診療が求められている。こうした背景を受け、星総合病院(福島県)泌尿器科部長の亀岡浩氏は第34回日本臨床内科医学会(9月19~20日、ウェブ開催)で、一般的な内科クリニックでも対応できるLUTSの診療ポイントについて男女別に解説した。