心疾患患者における有酸素運動能力は予後や日常生活に影響を及ぼすとされ、改善には運動療法が推奨されている。神戸大学大学院保健学研究科研究員の尾倉朝美氏と准教授の井澤和大氏らは、重度の腎臓病を持つ心疾患患者では有酸素運動能力に貧血や心機能の低下が影響していること、運動療法の効果は乏しく貧血の治療が優先されるべきであることが示されたとAm J Cardiol(2023年9月7日オンライン版)に発表した。