間質性肺炎(IP)は、肺がん診療において避けては通れない重要な併存疾患の1つである。国内大学病院では初の間質性肺炎センターを有する東邦大学医療センター大森病院呼吸器外科の東陽子氏は、第45回日本呼吸療法医学会(8月5~6日)でIP合併肺がんの外科治療における重要なポイントを解説。「特に特発性IP(IIP)と気腫の線維化(Air space Enlargement with Fibrosis;AEF)の鑑別、肺がん術後IP急性増悪(IP-AE)の早期発見が重要」と指摘した。