フレマネズマブ、半数が薬剤過多頭痛を離脱
日韓共同第Ⅱb/Ⅲ相RCTの日本人サブ解析
2024年01月05日 17:56
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薬剤使用過多による頭痛(medication-overuse headache;MOH)を併発する慢性片頭痛患者は少なくない。静岡赤十字病院(静岡市)脳神経内科部長・頭痛センター長の今井昇氏らは、慢性片頭痛患者を対象とした抗カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)抗体フレマネズマブの日韓共同第Ⅱb/Ⅲ相二重盲検並行群間プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)のサブグループ解析を行い、結果を第51回日本頭痛学会(2023年12月1~2日)で発表。「日本人の慢性片頭痛患者において、フレマネズマブはMOH併発の有無によらず、プラセボに比べて中等度以上の頭痛日数を有意に改善。半数がMOHから離脱した」と述べた(関連記事「片頭痛薬CGRP関連抗体はこう使う」)。