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NSCLCに対するニボルマブ療法に関する3試験の結果を発表

ブリストル マイヤーズ スクイブ

2024年06月05日 15:59

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 ブリストル マイヤーズ スクイブは6月4日までに、米国臨床腫瘍学会(ASCO 2024、5月31日〜6月4日)において、非小細胞肺がん(NSCLC)に対するニボルマブ(商品名オプジーボ)の単剤療法および同薬を含む併用療法の有効性を検討した3試験の結果を発表したと報告した(関連記事「ニボルマブ、NSCLCへの周術期で有用」)。

 切除可能なステージⅢのNSCLC患者を対象に、ニボルマブと化学療法の併用療法による術前補助療法と、それに続く手術とニボルマブによる術後補助療法の周術期療法レジメンを評価した第Ⅲ相試験CheckMate-77Tについては、最新の探索的解析結果を発表。リンパ節転移の有無にかかわらず、無イベント生存期間および病理学的完全奏効の改善が示されたという。

 また、切除可能なステージⅠB~ⅢAのNSCLC患者を対象に、術前補助療法として、ニボルマブと化学療法の併用療法を化学療法単独と比較評価した第Ⅲ相試験CheckMate-816では、4年間に及ぶ追跡調査のデータを報告。中央値57.6カ月の追跡調査において、ニボルマブと化学療法の併用療法による術前補助療法は、化学療法単独と比較して、引き続き無イベント生存期間(EFS)を改善した。

 さらに、PD-L1発現レベルおよび腫瘍の組織型にかかわらず、進行・再発のNSCLC患者のファーストライン治療薬として、化学療法(2サイクル)を追加したニボルマブ(360mgを3週間間隔)とイピリムマブ(商品名ヤーボイ、1mg/kgを6週間間隔)の併用療法を、化学療法単独(最大4サイクル後に、適格であればペメトレキセドによる維持療法を任意で施行)と比較した第Ⅲ相試験CheckMate-9LAでは、5年間に及ぶ追跡調査のデータを提示。ニボルマブとイピリムマブの併用療法に化学療法を追加した併用療法において、化学療法単独と比較して生存期間が延長したことが明らかになった。

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