ウステキヌマブ継続が6歳未満IBDに有望か
診療のポイントを解説
2024年06月14日 05:10
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炎症性腸疾患(IBD)のうち、6歳未満で発症し診断されたものを超早期発症型炎症性腸疾患(VEO-IBD)という。先進国に多いとされ、日本では2011~16年に年間約40例の報告があり、今後増加すると考えられている。典型的なIBDに比べ腹痛が目立たず、乳幼児に対する大腸内視鏡検査のハードルの高さもあり診断が遅れるケースも少なくない。第127回日本小児科学会(4月19~21日)で埼玉県立小児医療センター消化器・肝臓科医長の南部隆亮氏は、VEO-IBD患者にインターロイキン(IL)-12/23阻害薬ウステキヌマブを継続投与した自験例を紹介。VEO-IBD診療のポイントを解説した。(関連記事「ウステキヌマブ、潰瘍性大腸炎の長期成績は」)