超高齢社会を迎えた日本では、2025年までに高齢者の5人に1人が認知症になると推定されており、対策が急務となっている。神戸大学大学院保健学研究科の沖侑大郎氏らは兵庫県丹波市在住で65~85歳の高齢者を対象に、運動を主体とした多因子介入による認知症予防効果を検証するランダム化比較試験(RCT)Japan-Multimodal Intervention Trial for Prevention of Dementia (J-MINT)PRIME Tambaを実施。その結果、対照群と比べ介入群では主要評価項目とした認知機能コンポジットスコアが有意に改善し、実行機能や身体機能の改善も認められたとAlzheimers Dement(2024年9月4日オンライン版)に報告した。(関連記事「認知症は多因子介入で予防できる?」)