ゼップバウンド、日本人肥満例の健康関連QOLが改善

国内第Ⅲ相試験SURMOUNT-J副次評価項目を解説

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 2型糖尿病を有しない日本人肥満患者を対象とした、GIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチド(肥満症治療薬としての商品名ゼップバウンド)の国内第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化試験SURMOUNT-J(Lancet Diabetes Endocrinol 2025; 13: 384-396)では、生活習慣介入と組み合わせた同薬の72週間投与がおおむね良好な忍容性を示し、大幅な体重減少に加え複数の代謝および血糖パラメータの改善を示した。琉球大学大学院内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科)教授の益崎裕章氏は、同試験の副次評価項目である健康関連(HR)QOLの結果について解説。「チルゼパチドは、日本人肥満例のHRQOLを改善することが示唆された」と第46回日本肥満学会・第43回日本肥満症治療学会(10月4~5日)で報告した。(関連記事「QOLも改善?ゼップバウンドの+α効果に注目」)

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